いまいちBloggerの仕組みがよくわからないなか記事を書いてみる。
オリジナルの記事は2つ目です。
最近、話題になっている講談社選書メチエの『西洋哲学史』を本屋でちらっと見ていたのです。どんな人が書いているのかなと思って手に取ったくらいなのですけど。神崎繁、熊野純彦、鈴木泉…とああ東大教授の人たちが集まってるのね、と思ってみてて。「哲学は、哲学史ではない。哲学することが大事である」みたいな耳に痛いわ~と。このシリーズは4巻で完結なのですけど、射程はベルクソンまでと結構手前で終わる。いい加減フランス現代思想の総括をしてくれと思うけれどもどうやらそこはまだ歴史ではないらしい。
で、4巻見てたのです。そうしたら著者のなかに滝口清栄なる名前が…。あれ?先生、お久しぶりです!僕、滝口先生からヘーゲルの『精神現象学』を学んだのです。今は中学生を相手に塾をやっていたりもしてたはず。もちろん大学の講師もしているようですけど。正直このメンバーのなかに入ってるというのが驚き(すごく失礼!すいません!)だったのです。いや~懐かしいな~と思わず4冊買ってしまいました。
で、この『西洋哲学史』ですが、まあ難しいのです。でも読めないか?と聞かれれば読むことはできる感じ。まだ1巻の半分も読んでないのですけど。まあ読み終えてみないと何とも言えないので、それは後日ということで。ただ、「ある」の衝撃は確かに!やっと実感しましたわ。ニーチェの遠近法主義並みの衝撃でした。今頃気づくなって?それは言わないでください…。ニーチェの遠近法主義というと思い出すのが、ネットサーフィンをしていて池田光穂なる人のサイトに辿りついたときのこと。この人のサイトにアクセスした途端にサファリが応答しなくなった。結構昔の話なので、いまのパソコンなら大丈夫な気がしますけど、ああ、こういうことってあるんだ、みたいなことを感じたのを覚えています。なにかよくわからないサイトでした。
それよりあれ!?BloggerってAmazonのリンク貼れないの!? とりあえずドゥルーズとクレソンの共著の『ヒューム』を貼りたいのですけど。まあいいや。
で、この本なのですが、どうもクレソンの書いている部分は理解できるようだ。しかし、ドゥルーズの書いている部分が異様に難しい。さすがに卒論で『経験論と主体性』を書いているだけあってヒュームについては調べつくしているようだ、当たり前かw
まあヒュームがデカルトを批判したバークリ僧正のさらに上をいったということは誰でも読むだけでわかると思うのだけど、ヒュームの持つ倫理性というやつ!それが何を言っているかが錯綜してますな。これはどうやったらわかるようになるのか。よくわからないのですっ飛ばして終わりの方へ向かう。
ドゥルーズのいう「利己主義者」というのはとてもわかりやすい。いわゆる「慈愛」というものが、最も遠き者まで届くのか、と言われれば届かないよね、ということで。それをなすべきための手段として「正義」がある。「正義」は目的ではなく手段なのだと。これが一種の結論ではないけど、言いたいことではあるのだろう。偏向してはいけない、それが倫理というもの。
このブログでは今更隠すまでもないので言うけど、僕は法政大学法学部を出ている。法学部というのは関係ないのだけど、文学部出てるの!?みたいな誤解を招くといけないのでエクスキューズとしていちおう書いておく。で、同大学の文学部のシラバスを見てみると、今更ながらカントと和辻哲郎関係の講義が多いことに気づく。これは伝統なのだろうか。大学によって特色が違うのだろうというのが結論。いつか機会があれば講義を受けてやろうと思っている~。
まあなにがいいたいかと言うと、この『ヒューム』という本はこの記事のタイトル通り、「なにを言っているのかわからないが、なにかすごいことを言っている気がする。」と感じたということ。このブログではわからないところはわからないと言っておくことに決めたので、なんとなくこういう感覚だよねと思ったところがあっても敢えて書かないことにしておく。
せんせい! バークリとヒュームのことは、いつか書こうと思っておりますです(が、いつになることやら…)
返信削除そう、ヒュームは「なんかすごい」んですよね。自分で言ってることが、論理的に端正な筋道を経ているのにもかかわらず、普通に考えたら異様なことになってきて、そのことに自分で驚いたりしてるヒュームがなんか好きで(笑)。
あー、雨とちがって密林にはデフォルトでリンクは張れないんですけど、あっしはG-Toolsを使っているよ。ここを参考にしてみてね!→ http://www.goodpic.com/mt/aws/
単に書影を貼りたかっただけで使ってるんですけど。
おはようございます!
削除Bloggerだと書いてくれそうですね、書きますよね、いや書くに決まっている!
ヒュームって高校倫理の参考書だとすごいコンパクトに纏められてますけど、「人性論」とかは直接読んでほしいですよね。そして「なにかすごい」と感じてほしい。師匠がヒュームを書いたらすごいことになるのだろうな~とさらにハードルを上げておくw
こうやってアメで試書きして、こっちでちょっと日記っぽく書こうかなと思っていたりしてます。G-Tools、ありがとうございます!ちょっと調べてみますわ。そう、僕もそれがないと記事がちょっと味気ないかなと思って。