漫画大賞ノミネート作品です。
アニメの方は、フジテレビのノイタミナ枠でやっていたので観ていました。
最終話はまだ観ていません。
映画も観ていません。
漫画はいま4巻の途中あたりまで読んでいます。
結構中途半端な状況です。
なので、ライター、作家、文芸評論家のにゃんくさんに、「あらすじ」を書いていただきました。
にゃんくさんに仕事を依頼したい方はこちらまで。
https://coconala.com/users/252145
実力のほどは「あらすじ」を読んでご判断してみてください。
僕だけがいない街 (1) (カドカワコミックス・エース) | |
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「『僕だけがいない街』三部けい
(あらすじ)
主人公は、漫画家・藤沼悟です。
彼は再上映(リバイバル)と呼ぶ特殊な能力を持っています。
それは、自分以外の誰かが被害者となる事故や事件が起こる時に発生します。
たとえば、トラックの運転手が運転中に死亡していて、交通上の大惨事が発生するシーンに悟が居合わせると、再上映(リバイバル)が発生し、事故直前まで時間が巻き戻ります。その間、悟の記憶だけが継続しているので、自分が未来から過去にさかのぼっていることを覚えています。そのため、周囲の違和感を探し出し、未然に交通事故を防ぐ措置をとることができます。
再上映(リバイバル)は、主人公の意志とは無関係に発生します。
そのため、悟は日常生活で頻繁に再上映(リバイバル)に遭遇し、結果的に自らを危険にさらしながら、他者の安全のために奔走することになります。
あるとき悟は、再上映が発生したため、連続誘拐事件を未然に防ぐことになりますが、
その結果として、自分の母親を犯人に殺されるという悲劇に遭遇します。
その母親殺しの犯人を追跡するうちに、巧妙な罠から、悟は、自分が母親殺しの犯人にされてしまいます。
追い詰められ、警察に逮捕されたとき、再び再上映(リバイバル)が起こり、悟は1988年、自らが小学5年生の時点に時間が巻きもどります。
それまで、それほどの規模の再上映(リバイバル)が発生したことがなかったために悟は驚きますが、後になって、これはその年発生した連続児童殺害事件の発生前まで時間がさかのぼっていることに気づきます。
悟は、未来で殺されることになる同級生。雛月加代の被害阻止のため奔走します。
一度は失敗し、犯人により雛月は殺されてしまいますが、再び再上映(リバイバル)が起こり、悟のたゆまぬ努力と同級生たちの協力を得た結果、雛月殺害事件を回避することができます。
そして、未来で殺害されることになっていた、第二の被害者の事件回避にむけて行動していたところ、悟は犯人から盗難車の中に閉じ込められ、車ごと池の中に沈められてしまいます。
悟は一命をとりとめますが、長いあいだ植物人間状態で入院をつづけます。医師からも回復は不可能だと宣言されてしまいます。
彼が目覚めるのは15年後、奇跡の回復により意識を取り戻します。
しかし記憶の一部が喪失状態に陥っており、自らを殺そうとした犯人が誰であるか覚えておらず、自分の身に備わった特殊な能力である、再上映(リバイバル)の能力のことも忘れてしまっており、小学5年生から止まったままの自分の知能に、不自然な知識が備わっていることに違和感を覚えますが、夢の一種ではないかと自分を納得させようとします。
悟が長い眠りから目覚めた出来事は、マスメディアの報道により世間に知れ渡ることになり、1988年当時とは職を変えた犯人が、今度こそ悟を殺害するために、彼に接近を試みてきます。
悟の記憶が蘇り、彼が試みようとした犯人捜しの結果が先に実を結ぶか、犯人側の藤沼悟殺しが先に成立してしまうのか、物語は予断を許さぬクライマックスへ向けて進行します。」
コミックスの巻末のコラム漫画みたいなものによると、三部さんは『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦先生のアシスタントをやられていたようですね。リバイバルという発想が、ジョジョの第3部のディオのスタンド「ワールド」の発想に近いかなとか思いました。あとは少女漫画によくある心象風景を書くときの手法が相当多用されていると感じました。全体的にはリバイバルで失敗した過去を修正し、よりよい未来を取り戻そうという物語で、主人公が失敗ルートに入らないように成功ルートを探す、というところにサスペンスの要素がかなり入っています。というかサスペンスでしょう。僕は4巻途中までしか読んでいないので、主人公がどうしてリバイバルという能力を身に着けることができたのかに1番興味を持って読んでいます。もしかしたら説明されないまま終わるかも…とちらっと感じながら読んでいます。詳しくは後日再度記事にしますが、そこにはにゃんくさんの「見どころと感想」も掲載します。そしておまけとして僕の読後の感想も添えたいと思います。
それでは、まだ読んでない方、アニメ、映画も含めて、『僕だけがいない街』を楽しんでください。